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保険診療の流れについて

久々のブログですが、本日は少し難しい話題をひとつ。保険診療についてお話しいたします。


保険診療はふだん健康保険料を納める代わりに治療費の3割(負担割合は色々ありますが割愛いたします)を支払えば治療が受けられるのはご存知かと思いますが、保険診療には大量のルールが決められています。例えばこの治療の材料はこれを使うこと!やこの病気に対してはこういう流れで治療すること!などなど。ですので我々は普段からルールブック(500ページ超え)を見て勉強しています(ルールも定期的に変わるのでその都度覚えなおしています)


矯正やセラミックス、インプラントや最先端の材料などはまだ保険のルールに記載が無いので自費診療になるということです。より良い高度な治療ですが、保険料によって補助はされない言わば贅沢品と言う扱いになるかと思われます。


では簡単に基本的な流れをご説明いたします。

まず初診の患者さんから問診を行い、主訴に対して検査をしなければなりません。初診の場合は基本的に全ての歯についての確認が必要です。

検査を行って初めて病名をつける(診断する)ことが可能となります。検査とは口腔内診査やレントゲン検査、歯周ポケット検査や場合によっては細菌培養検査などです。

そしてその診断に基づき、適切な治療を行うべしという流れがあります。すなわち、検査は要らないから歯石だけ取って!ということは保険診療ではできないのです。


歯茎から血が出るという主訴をお持ちの方→レントゲン検査や歯周ポケット検査を行う→歯周病と診断→歯石を取る治療を行う。という流れになります。


どうしても検査はしたくないが歯石は取って欲しい!という場合は自費診療になりますので余計に費用がかかりますが可能ではあります。ただ口腔内全体を検査することによって本人も気づいていなかった病気が見つかる可能性もありますので普通に保険治療の流れに乗ることをオススメいたします。


それでは今回はやや難しいお話でした。皆さま良い年末年始をお過ごしください。

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